光る君へ 考察|第7回「おかしきことこそ」

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    寛和元年(985年)、花山天皇(本郷奏多さん)の寵姫、藤原忯子(井上咲楽さん)がお隠れになる。

    悲しみに暮れる天皇の手には、なにやら見覚えのある赤い帯が握られている。

    直秀(毎熊克哉)の夜の顔は、やはり盗賊だった。左腕に目印を付けられ、同一人物と特定されるのは時間の問題だと思っていたら、速攻で道長(柄本佑さん)にバレる。

    謀略王・藤原兼家(段田安則さん)も、この時代の人の例に漏れず怨霊や祟りを本気で信じていて、人を殺すことには消極的。平安時代の穢れの思想をしっかりと体現している。

    今回の兼家がどうにも精彩に欠けるのは次回への伏線ぽいですね。

    藤原実資(ロバート・秋山竜次さん)は蹴鞠の達人のはずが、うまく蹴れていないのは藤原義懐(高橋光臣さん)への憤懣のせいなのか、実は下手くそな設定なのかが微妙に気になるところ。

    妻(中島亜梨沙さん)が愚痴を聞いてくれないので、「小右記」全61巻に書き連ねるというライフワークが構築されたとみえる。

    藤原斉信(はんにゃ・金田哲さん)の「入内はけしておなごを幸せにはせぬ」という言葉に共感しておきながら娘4人を入内させる道長…

    処女作で大炎上して市中を大騒動に巻き込み、既に検非違使にマーキングされている中流貴族の娘・まひろ(吉高由里子)…

    雰囲気の怪しくなってきた藤原為時(岸谷五郎さん)といと(信川清順さん)や、背の高い赤染衛門(凰稀かなめさん:173cm)や、表情がとてもやかましい(褒め言葉です)ききょう(ファーストサマーウイカさん)など、話題になる要素が数分おきに盛り込まれていて飽きません。

    今週の目玉はなんといっても打きゅうのシーンでしょう。

    藤原公任(町田啓太さん)は家柄・教養は右に出る者のない、正真正銘の貴公子ですが顔はイマイチだったらしいので、リアルに何でもできる町田さんはすでに役を超えている。

    鐘と太鼓もしっかりと準備されているあたり、さすがはNHKといったところです。

    町田啓太さんのあまりの人気ぶりに、藤原公任の登場シーンが徐々に増えている気がするのは私だけでしょうか。

    公任たちの赤裸々な第2弾「雨夜の品定め」の内容も気になりますが、小麻呂(ニモくん)の安否が気になって仕方がありません。

    次週ではぶじ保護されていることを祈り、今週はこのあたりで。

    では、また来週もよろしくお願いします。

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